教育研究部門長 加藤 聖子

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加藤 聖子 Kiyoko Kato

九州大学大学院医学研究院
生殖病態生理学分野
教授

主な研究テーマ

1)婦人科腫瘍の発生機構の解明
2)がん幹細胞の同定と新規治療法の開発
3)子宮内膜幹細胞の観点からみた子宮内膜症の発生機序の解明
4)胎盤の発生機構の解明

研究概要

1)婦人科腫瘍発生機構の解明
子宮頚癌・子宮体癌・卵巣癌などの婦人科腫瘍の発生には、様々ながん遺伝子、がん抑制遺伝子、などの遺伝子の発現量や機能の変化の他、ウイルス、肥満、エストロゲンなど外的因子の影響を受ける。これらの因子が細胞内の遺伝子や蛋白、シグナル伝達経路にどのような影響を与えているのかを解析している。
2)がん幹細胞の同定と新規治療法の開発
近年、がんの発生にがん幹細胞の関与が報告されている。我々は子宮体癌のがん幹細胞を同定し、その生物学的特性を報告してきた。このがん幹細胞を標的とした新規治療法の開発を行っている。
3)子宮内膜幹細胞の観点からみた子宮内膜症の発生機構の解明
子宮内膜症は子宮内腔以外の部位に子宮内膜が形成され増殖する疾患である。発生機序としては月経血逆流・移植説や化生説などが考えられている。我々は子宮内膜幹細胞を同定しており、この観点から子宮内膜症の発生機構を解析している。

業績

1) Kato K: Endometrial cancer stem cells: a new target for cancer therapy. Anticancer Res. 32(6),2283-2293,2012
2) Kato K et al.: Endometrial cancer side-population cells show prominent migration and have a potential to differentiate into the mesenchymal cell lineage. Am J Pathol. 176(1):381-392. 2010

特許

賞罰

社会活動等

日本産科婦人科学会常務理事・日本婦人科腫瘍学会常務理事・日本癌学会評議員
日本医学会連合あり方検討委員会委員・九州経済連合会少子高齢化・雇用委員会副委員長

ひとこと

患者さんの予後、QOLの向上のため、先端医療技術の実用化をめざして、医師の技術トレーニングや臨床試験コーディネーターの育成に努力したいと思います。